3月は朝夕の寒さがなかなか去らないなか、日中の心地よいやわらかな陽射しに春を感じる頃。
この時期になると、肌荒れのお悩みのご相談が多くなります。
春は寒暖差や花粉・PM2.5などの外的ストレスにより肌トラブルが生じやすい季節です。
年々、花粉飛散も時期が早まり2月頃からすでに花粉の影響を感じていらっしゃる方も。
今日はその原因にもなるゆらぎ肌と春の5Kについて、お話していきます。
ゆらぎ肌・春の5Kってなに?
ゆらぎ肌
季節の変わり目、特に冬から春にかけては、お肌のコンディションがとても乱れやすい時期です。
こんなお肌悩みはございませんか?
□ カサカサして、ファンデーションがキレイにつかない
□ 洗顔後に肌がヒリヒリする
□ いつも使っている化粧水なのに、刺激を感じることがある
□ お顔の赤みが気になる
□ プツプツと吹き出物が気になる
□ 乾燥するのに、マスクの下では、鼻まわりやあごなどテカテカ脂っぽい
このような肌状態が気になる方は、いわゆる「ゆらぎ肌」という状態になっているかもしれません。
ゆらぎ肌とは、お肌の水分や皮脂のバランスが崩れたり、バリア機能が低下してお肌のコンディションが安定していない状態です。
また、この状態のお肌は外的要因によるダメージも受けやすくなっています。
ダメージが少ないうちの正しいお手入れが早期回復のカギですが、誤ったお手入れをしてしまうと、回復しないどころか、さらにコンディションの乱れが長引いてしまうことにつながってしまいます。
春の5K
春の5Kとは、
・乾燥 ・強風 ・花粉 ・黄砂 ・気温差
この時期の外的要因である5つの頭文字を取ってそう呼ばれています。
さらに春は紫外線量も増加。大気中にはほこりやPM2.5などの粉塵が多いうえに、近年の長期間のマスク生活による摩擦や刺激、蒸れなども加わり、最も外的要因が多く存在します。
ゆらぎ肌の状態でこの影響を受けてしまうと、お肌には大ダメージです。
ゲームで例えるなら、クリア寸前に敵が一気に押し寄せてきて回復呪文が間に合わなくなる感じです。敵に立ち向かうにはまず、装備をしっかり整え、都度きちんと回復できるように備えておくことが必要です。
スキンケアアドバイス
ゆらぎ肌を感じる方は、回復効果を求めて、高機能化粧品や美容液などのスペシャルケアを追加したくなると思いますが、基礎化粧品を新しいシリーズに替えたりするのは今の時期は控えるのが無難です。お肌がゆらいで敏感になっている状態では逆効果になる場合もあります。
まずは日頃のスキンケアで守りを固めましょう。
刺激を徹底的に避けるスキンケア
クレンジング
メイクを落とす前に、何もついていないパフやブラシでお顔を軽く払ってからクレンジングをしましょう。
クレンジングの際にザラザラ・ジャリジャリすると感じることはありませんか?
それは、ほこりや塵・花粉などがお顔に付着していることが原因ですが、このザラザラ・ジャリジャリが刺激となってお肌を傷つけてしまいます。
アイメイクなどは、普通のクレンジングでは落ちにくく、念入りに落とすことで負担になりやすいため専用のポイントリムーバーがおすすめです。コットンに適量を含ませ、やさしくなじませるように落としましょう。
洗顔
お肌の皮脂膜や肌バリア機能が壊され、最もダメージを受けやすいのが洗顔です。
高温のお湯は、必要な皮脂まで溶かし出してしまいますので、ぬるいと感じる温度でゆすぎましょう。その際、フェイスラインやあごなどにゆすぎ残しのないよう気をつけます。
洗顔のコツは、泡をしっかり立てて、泡を押し当てるように洗うことです。
手を直接お肌に触れずに、泡で覆うように洗います。泡立てネットなどでレモン一個分くらいのきめ細かな泡が理想です。濃密な泡が出てくるポンプ式の洗顔料もおすすめです。
洗う順番は、べたつきやすいTゾーン(額や鼻)から行います。毛穴汚れに着目した洗浄力が高い洗顔料は、頬などの乾燥しやすいゾーンには刺激が強すぎます。洗顔料選びは、お肌と同じ弱酸性のものがおすすめです。
洗い流しの際の注意としては、ブラシ洗顔やシャワー (※お肌専用のシャワーなどは除く) での洗い流しは避けることです。
”洗い流した感”は実感できると思いますが、お湯をすくってやさしくゆすぎましょう。
洗顔後
やわらかいタオルで水分を吸わせるように押さえ拭きをしましょう。タオルでゴシゴシ拭くのは厳禁です。
洗顔後はお肌が開いた状態になるため、時間が経つほど乾燥します。早めのお手入れで水分補給・保湿をしましょう。
スキンケアは化粧水だけでなく、クリームなどで保湿もしっかり行います。
化粧水は水分補給には良いですが、化粧水だけの場合は蒸発してしまいお肌の乾燥を助長させてしまいます。化粧水でしっかり水分をお肌に浸透させたら、クリームで膜を作って蒸発を防ぐことが大切です。
お肌がヒリヒリ・ムズムズするときは、グリチルリチン酸2Kなどの抗炎症作用のある成分が入っているものがおすすめです。抗炎症作用のある成分が入っているもの美白ケア製品に多いです。
また、お肌に良いとされるスチーマーや蒸しタオル、シートマスクは長時間行ったり毎日することは避けましょう。お肌の角質層がふやけてしまい、バリア機能が低下し逆効果になってしまいます。
メイク
春の花粉症の季節にまずするべきことは、花粉や粉塵からお肌を守ること。
具体的には、肌に直接ほこりや塵が付着しないように、スキンケア・下地でガード。紫外線量も増える時期なので、UVケアも一緒にできるものだとうれしいですね。
お肌を徹底的に守るおすすめアイテム3選
dプログラム アレルバリアエッセンス
花粉対策効果のある美容液 (化粧下地)
花粉・塵・ほこりなど、空気中の微粒子汚れからお肌を守るだけでなく、角層深くまで潤う。化粧下地にも。
SPF50+・PA+++
40mL 3,300円 (税込)
dプログラム アレルバリアミスト
花粉等付着抑制ミスト
お肌を花粉と乾燥から守りながら化粧持ちもアップするミスト。
57ml 1,650円 (税込)
イハダ アレルスクリーン
花粉・PM2.5に加えてウイルスもブロックするスプレー。
100g 1,760円 (税込)
まとめ
お肌にやさしいお手入れとこの時期マストなバリアアイテムを採り入れて、ゆるぎないお肌で春を楽しみましょうね☆